リポタンパク質

コエンザイムQ10の「10」とは?

コエンザイムQ10は美容にも健康にも役立つ働きがたくさんあります。
最初に耳にしたり目にしたりした時から、コエンザイムQ10という名前だったという事もあり、特に違和感を覚える事はありません。
しかし成分名に数字が付く場合は、必ず意味があります。
コエンザイムQ10の10にはどんな意味があるのでしょうか。

コエンザイムQ10は元々体の中に存在している成分です。
ヒト以外にも動物や植物にも存在していますが、ユビキノンという別の名前も持っています。
ユビキノンはラテン語の普遍的に存在するという意味を持つ、Ubuiquitousが語源となっていると言われています。

コエンザイムQには6から10までの種類があり、
高等動物にはQ10、下等動物にはQ6からQ9が多く存在すると言われています。
後ろの数字が表すのは、化学構造の違いです。
コエンザイムQは、キノンとイソプレンから構成されていて、数字はイソプレンの数を表しています。

5個の炭素が1個のイソプレンを作っているので、Q6の場合は、30個の炭素から構成される事、Q10は50個の炭素から構成されている事を意味します。
炭素の数により濃度が変わります。

濃度が濃い分、作用も多くなります。
コエンザイムQ10は細胞を活性化させたり、エネルギーの素を作るサポートしたり時には、女性にとって嬉しいアンチエイジングや美肌効果をもたらしてくれる事もあります。
細胞を活性化させる作用は美容面だけでなく、ダイエット効果も期待できます。
細胞が活性化すれば代謝も高まりますから、デトックス効果で体の中を綺麗に保てます。
エネルギーを作るサポート作用は心臓の働きを維持するのにも役立ちます。

コエンザイムQ10は体のいたるところに存在していますが、中でも心臓部分の細胞に多く含まれています。
これは体の中では最も重要となる、心臓のサポートがどれだけ重要かを表しています。
心臓をサポートする作用は、不整脈や高血圧予防にも役立ちます。